対象：小売・ドラッグ・食品スーパー／EC併営
一言：**「売上の山を作った“打ち手”を、翌週すぐに増やす仕組み」**を3ステップで内製化
なぜ今「自走するPDCA」なのか
- 現場は**“気合い案件”**（値引き・バンドル・クーポン）で忙殺、効果の振り返りが属人化しがち。
- 配信ツールやCRMのログはあっても、POSと同じ軸で合算・比較できない。
- レポートは出るが、**「次に何をやるか」**が文字になって降りてこない。
→ 解は、データ統合 × 週次サイクルの固定化 × 生成AIの提案文自動化。
アーキテクチャ（標準パターン）
- データ統合層
- POS（レシート明細）、会員マスタ、クーポン配布・利用、メール/LINE配信ログ、Web/アプリ行動
- 共通JOINキー（例：会員ID×日付×レシート×店舗）で重複のない売上を保証
- モデリング層
- RFM・ロイヤリティ（L1〜L4等）・カテゴリ／SKU別効果、配信→来店→購買のファネルをLookerで可視化
- 「企画ID×顧客セグメント×販促手法」で週次比較
- 意思決定層
- 生成AIが**“次の打ち手”の候補文**（対象セグメント・割引/付与率・想定影響範囲・実行手順）を自動生成
- 承認→ジョブ投入→翌週また評価、の自走ループ
ダッシュボードの“経営者ビュー”構成（テンプレ）
- ① 今週のインパクト：販促別売上寄与、粗利寄与、客数・客単価の分解
- ② 伸びたセグメント：年代×ロイヤリティ×カテゴリのヒートマップ
- ③ 失敗の学習：効果薄の手法×セグメント（除外学習リスト）
- ④ 次週の推奨打ち手（AI起案）：3本のA/B/C案＋想定KPI範囲
すべて週次固定スナップショットで保存。月次会議は4枚の週次を並べるだけで議論が進みます。
生成AIが出す「次の一手」サンプル
提案A｜価格訴求：冷惣菜×L2女性30–49
・対象：L2女性30–49、直近90日カテゴリ購買回数2回以上
・施策：15%OFFクーポン＋木金限定、併用不可
・想定効果：来店率 +2.0–3.5pt、カテゴリ売上 +6–10%
・実行：アプリ配信（水曜18:00）→店舗POP（木曜朝）→週明け評価
提案B｜頻度喚起：デザート×L3全体
・対象：L3、最終購買>45日
・施策：バンドル（2点で20%OFF）、金土限定
・想定効果：客数 +1.5–2.5pt、ついで買い単価 +3–5%
（※数値は参考レンジ。実データで自動再計算し、毎週更新されます。）
3週間導入ロードマップ（最短）
- W1：接続
- POS明細／会員／配信ログを安全に取り込み、重複増殖チェックとJOINキー定義
- W2：可視化
- 経営者ビュー＋現場ビュー（カテゴリ担当用）をLookerで公開
- W3：自走化
- 生成AIの提案テンプレを各社フォーマットに合わせ、承認フローと連携
KPIと運用ルール（継続が命）
- KPIは**“実行数×当たり改善幅”**で追う（提案本数もKPI）
- 禁止ワード：単発・やり切り・手戻し
- 週次リズム：月曜（集計）→火曜（レビュー）→水曜（承認）→木金（実行）→日曜（集計締め）
よくある質問（FAQ）
Q1. レシートと配信ログの多対多で売上が増えて見えませんか？
A. **JOINキーを粒度固定（レシート単位）**し、配信→来店のひも付けは1:Nの優先ルールで正規化。増殖を監査するテストも標準付与。
Q2. クーポンの“自腹感”が怖いです。
A. 粗利影響はカテゴリ別限界利益率を取り込み、寄与＞コストの案件だけ承認されるようにAI提案をトリアージ。
Q3. ECと実店舗を一緒に見られますか？
A. 可能。会員IDまたはハッシュ化メールで横断IDを生成し、店舗×ECのクロス効果を同一指標で表示。
仕様・対応技術（例）
- DWH：BigQuery / SQL Server
- BI：Looker（経営者・現場ダブルビュー）
- Batch/Orch.：Cloud Functions / Cloud Run / Scheduler
- セキュリティ：PIIのハッシュ化・権限分離・操作ログ
- AI：提案文生成、セグメント別反応の説明変数重要度出力
価格とスコープ（目安）
- スプリント導入（3週間）：¥1,500,000〜
- 運用伴走（週次）：¥300,000〜/月
- 成果連動オプション：売上寄与の一定比率を成功報酬化（応相談）
まずは無料アセスメント（現状データ接続可否、JOINリスク、今あるダッシュボード診断）から。
お問い合わせ・次アクション
- 「まずは週次会議を楽にしたい」「現状ダッシュボードの**“次の一手”欠落**を埋めたい」――30分のオンライン相談で現状を拝見します。
- フォーム／メールからお気軽にどうぞ：**「週次販促PDCAの自走化について」**とお書きください。
